TOP > ソフトウェアの使い方 > Shade

Shade

CGは簡単にできる

CG(コンピュータグラフィック)というと難しいイメージが先行してしまうかもしれません。しかし、10コマ以上ある授業では毎週1つずつ課題が出され、着実にスキルが身についていきます。後半になると好きな形、材質、さらにCGアニメーションまで作成できるようになります。

コーヒーカップ

もちろん、はじめは上のようなコーヒーカップからです。いや、もっと簡単な立方体や球体からです。使用するソフトは「Shade」という高価なソフトでしたが、講義以外の時間でもPCは使用できますし、専門の研究室でも使えました。1度使えるようになると、自転車の乗り方を忘れないのと同じように、自分の財産になるでしょう。

立体設計図であるCG

CGは全ての作るのではなく、XYZ軸より平面を立体にしていく作業の繰り返しです。円を作って、縦に並べて円柱にできます。色や材質を決めて、レンダリングというボタンを押すと、勝手に光や影が付いて完成するわけです。

制作画面(月面オブジェ)

上の「月にありそうなオブジェ」というテーマのCG作品も、結局は球や立方体のパスを操作した集合体に過ぎません。しかし、その集合体自分のイメージを反映させる技術があるかどうかが大切です。

実務に直結する技術

荒いシルバーの材質にプラチナのラインを入れたリングですが、これは「シルバー」という材質があらかじめ、Shadeに用意されているのでそれを反映させるだけです。

シルバー&プラチナリング

したがって、ドーナツ状の円柱を2つ重ねて、シルバーとプラチナの材質を反映して、角をちょっと削って、床を作って、レンダリングで完成します。

CG単体の作品もありですが、プロダクトデザインの実社会ではリアルな制作物のイメージ図として用いることが多いです。CGはユーザーに完成図を伝えるのに、技術力のある表現方法だと思います。

CGは奥が深い

誰にでも「CGは簡単だ」と断言することもできますが、実は奥が深いです。簡単なCGは短い作業時間で、複雑なアートは長い作業時間がかかります。技術を身につける時間に裏技は存在しないです。

制作画面(ヘアサロンチェア)

上のCGも一見、立方体と円柱の組み合わせに過ぎないように見えますが、これには「ブーリアン」と呼ばれる集合演算が使われています。

立方体Aと球Bを微妙に重ねます。重なった部分を削り取ったり、重なった部分だけを透明にしたりすることができるのです。CGはただの積み木や塗り絵ではなく、数学的要素を使えるということです。

選択肢が広がる楽しさ

ブーリアンを使わなくても、CGはできます。学ぶのは一苦労ですが、使えるようになったらそれはあなたの武器になります。

ヘアサロンの椅子

作業効率が上がると自然とモチベーションも増えます。CGを学んでいく中で学習色の強い内容をやる理由は、このような学ぶ姿勢の大切さを教わるところにあるかもしれません。

こういった人より一歩前に出る姿勢は社会で通用します。社会は淡々と働く場所ではなく、日々勉強させられます。今まで、受験や試験勉強がいかに狭い範囲での競争だったのかを感じる方も多いでしょう。


次の記事     CG論演習