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人間工学

プロダクトデザインに必須の人間工学

人間工学とは「エルゴノミクス」とも英訳される、モノを人が自然な動きや状態で使えるように設計する工学のことです。私の学校でも基礎から演習まで実に3期に渡り、勉強します。一見、地味に思えますが、これを理解しているのとしていないのとでは、モノづくりの本質が異なってきます。

見てくれだけではない、機能も充実した製品を目指すのであれば、欠かせない学問です。その人間工学を知るためにはまずは人体の構造を知らなければいけません。

人体の構造

始めに参考書籍や関連資料による知識をつけます。その後に実際に自分でデータを取る実験が行われます。例えば、親指と人差し指でモノをはさむ力は、親指と薬指でモノをはさむ力の何倍あるのかなど、細かいところまで測ります。

体重や身長などは全受講生の統計が取られ、グラフ化されます。肩の上の顔の長さは平均的>だが、座高や指先端高が最も標準偏差値が小さく、逆に肘頭高の標準偏差値は大きいなどを知るわけです。

手の届く範囲

自分の体の計測からは思わぬ情報を仕入れることができ、興味が沸いてくるかもしれません。さらに人間工学で重要な稼動範囲を調査していきます。

腕はどこまで届くのか、首はどこまで回るのか、どのくらいの時間同じ姿勢でいれられるのかなど、実験を繰り返します。頭に視覚的にも知識が叩き込まれるわけです。今までデザインと言ったら、見た目の鮮やかに注目してしまいがちでしたが、この講義を受けてからはユーザーに配慮したモノづくりを心がけられるようになりました。


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